2022年8月、私の刺繍作品、「愛しの涙はさく桜いろ」が、第23回日本・フランス現代美術世界展で、展示されました。

2021年 愛しの涙は桜いろ
2021年 愛しの涙は桜いろ
作品への想い
♡愛しの涙は桜いろ♡
愛しの涙は幸せの涙
愛しさを感じ涙する
そんな涙は優しい桜いろ
桜のようなピンクで優しいハート型
愛しの涙は桜いろ
さあ、立派な翼を広げで飛び立つ
幸せの地に向かって
制作にあたり、シルクの生地探しから初め、染め法、ペイントを取り入れる、日本画のように金粉を使い如何に刺繍に組み合わせて、刺繍で日本画のように表現するか、色々チャレンジした作品です。刺繍をして8年程、この作品で初めて分かったことがありました。いつも使っている25番のコットン刺繍糸、撚りが均一でなく、太さも均一ではないことに気がつきました。鶴の羽根部分は糸の重なりがあるので、刺繍糸の撚りが弱い部分では、一本取りではすぐ糸が傷み刺繍面がふわふわしてしまいます。なので、刺繍糸の撚りが強く細い部分を切り分けて刺しています。とても難しく、一枚の翼を刺すのに40時間強かかりました。この作品の完成後、立派な翼を付けて飛び立つまでには、とても苦労するのだなと感じました。きっとその先には、幸せな未来が待っています。
True Love,2021
True Love,2021

2022年3月、第15回AJCクリエイターズコレクションで、私の刺繍作品、「True Love」が展示されました。

True Love, 2021
True Love, 2021

作品への想い

鶴は、つがいになると一生添い遂げると言われている。真実の愛である。川は、つがいの愛で美しい花がたくさん浮かび、枝はピンク似色付いている。だから空は光り輝く。彼らの愛と平和に包まれて。 

2019年 思い出の夜景 size24×34.5cm
2019年 思い出の夜景 size24×34.5cm
思い出の夜景が、2019年8月、国立新美術館で開催された第20回日本•フランス現代美術世界展で展示されました。
 
カズオ・イシグロの遠い山なみの光を読んで、私は、人生の目的を達成した。
会わなければならない人達に会うことが出来た。
やらなければならないことが出来た。
出会った全ての人たちに、ありがとう。
やっと、次の人生に旅立てる。
2羽の折鶴は、幸せの光を撒きながら飛んでいる。愛と平和を祈って
    2018年 花鳥風月 size28.5×41cm
2018年 花鳥風月 size28.5×41cm

花鳥風月が、2019年2月フランスて開催された第32回パリ国際サロンで展示されました。

 

この作品は、私が見た夢にインスピレーションを受けて制作しました。夢の中で、たくさんの綺麗なお花が浮かぶ川に一羽の美しい鳥がいました。これは、幸せの世界だと感じました。鶴は、ツガイになると一生を添い遂げると言われている。彼らは、赤い糸で結ばれている。このような光景を見た人は、幸せになれるだろう。彼らの愛と平和に包まれて。

    2017年 桜とメジロ
2017年 桜とメジロ

桜とメジロが、2018年3月、東京都美術館で開催されたAJCクリエイターズコレクション展で展示されました。

 

この作品は、私が好きなイギリスドラマ、ダウントンアビーにインスピレーションを受けて制作しました。ドラマの登場人物、ヴァイオレットは日本の根付けを持っていました。そして、どうして日本の物が、19世紀のイギリスを舞台としたドラマに出てきたのだろうと興味を持ちました。調べた結果、その時代に日本のアートがヨーロッパに輸出されたこと分かりました。そのことに、すごく興味を持ち、この作品を制作することにしました。この作品のテーマはジャポニズムで、イギリスの貴族の邸宅にある日本美術です。

桜とメジロで、春の訪れと旅立ちを表現。いつでもどこでも、日本の春が楽しめます。